2014年11月28日金曜日

コード進行の原理


[1] コードの機能には大きく分けて3つの状態があります。

1. Do Mi So(ド ミ ソ) の和音をトニックコード(Tonic Chord 主和音)、Cメージャならば コード C です。

2. So Ti Re Fa(ソ ティ ゥレ ファ)をドミナントコード(Dominant Chord 属和音)、コード G7 。

3. Fa La Do(ファ ラ ド) をサブドミナント(Sub Dominant Chord 下属和音)と呼びます。 コードは F です。

トニック(C)は両足で自然に立った状態と同じようで非常に安定した和音で何処にでも行けます。

ドミナント(G7)はジャンプした状態なのですぐ落ちてきます。つまりトニックに戻ります。

サブドミナント(F)は片足で立った状態なので両足を着くか、または片足ジャンプも出来ます。つまりトニックに戻るかドミナントに行く事もできます。

このようにコード進行はたったこれだけで成り立っています。

どうしてこの様な性格になるかと考えると
不安定な音 ファ と ティ(シ) を幾つ含んでいるかによって違いが出てきています。

Mi(ミ)とFa(ファ)そしてTi(ティ)とDo(ド)の間は半音しか離れていないので、
ファーーーと伸ばしていると ミ に落ち着きたくなり、
同様に ティ(シ) は ド に落ち着きたくなりますね。

ド ゥレ ミ ファーーー そしてソ ラ ティ(シ)ーーー と歌ってみてください。感じられると思います。

トニックには含まれていないし、ドミナントには2個、サブドミナントには1個含まれています。

複雑なコード進行も、よく見るとこの3つのコードを分解したり代理の和音に置き換えたりしているだけなのです。これはクラシックもジャズも同じです。

ブルースだって C F C G7 C だし ジャイアントステップも B G Eb とトニックが3度で移動しているだけ。

[2] 機能的和声

音楽の機能を考える時には音階を

 Do(1) Re(2) Mi(3) Fa(4) So(5) La(6) Ti(7) Do(8)
  (ド ゥレ ミ ファ ソ ラ ティ ド)

 と「移動ド」で考えます。
(ゥレは英語のRの発音でレ、ティはシの事です。)

  固定ドは絶対音、つまり周波数を表しているだけで性格を表している訳ではないので使えません。
レコードの回転数を変えて全体の高さが変わっても同じ曲に聞こえますよね。




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