F7 Bb7/Bdim F7 F7
Bb7 Bb7 F7 A-7/D7
G-7 G-7/C7 F7/D7 G-7/C7
となっています。今回はGm7と書く代わりにマイナーには、書きやすいG-7とマイナス記号を使用しています。
ブルースの簡単なコードは キー F で書くと次のようになります。
F (I) F F F
Bb(IV) Bb F(I) F
C7(V7) C7 F(I) F
B.B.King などがやっているブルースバンドやロックバンドのブルースは次のコード進行がポピュラーです。( )内は繰り返す場合です。
F7 Bb7 F7 F7
Bb7 Bb7 F7 F7
C7 Bb7 F7 F7(C7)
でモダンジャズのブルースは
F7 Bb7 F7 F7
Bb7 Bb7 F7 F7
G-7 C7 F7 F7(G-7/C7)
が多いのです。
パーカーのブルースはもう少し細かくなっていますね。
2小節目にBb7/Bdim とメロディが繰り返しているのでディミニシュコードを挟んで変化をつけてスムーズにしています。
8小節目のF7の代わりにメロディに沿って代理コードのA-7/D7を使ってG-7へのドミナントにしてスムーズにしています。セカンダリードミナントとも呼びます。
最後の11小節目には、同じようにターンバックにG-7に行くためのドミナントであるD7を使っています。D7b9と考えるとF#dimと同じ音の構成ですね。
ところでトニックコードの F の代わりに F7 そしてサブドミナントの Bb の代わりに Bb7 となっていますね。
これはブルースの特徴である ブルーノートの音(b7) の音が F の 7th で
ブルーノートのb3 の音が Bb の 7th になるためコードにも使っています。
周波数的にも少しずれているのでドミナント7thコードの機能はありません。
テーマをやるときはメロディに合わせたコードを使い、アドリブの時は一般的なコードや自由に変えて演奏するのが多いようです。
それから2小節目のトニックの代わりにBb7を使うのもサウンド的にトニックマイナーの感じにもなるので代理コードとして変化をつけるためによく使われます。
ではコードを do re mi で 歌ってみると。
do fa/fi do do
fa fa do mi/la
re re/so do/la re/so
となります。
ピアノデュオでベースラインを弾かないタイトな伴奏で盛り上がる素晴らしい演奏です。
一緒にコードを歌ってみてください。
最後まで一緒に追いかけてゆければしめたものです。
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