2016年1月12日火曜日

覚える C Jam Blues

Duke Ellington のこれ以上シンプルは無いというブルース。

残念ながらパブリックドメインの曲ではないので楽譜は表示できませんが、
ド、と ソ だけでメロディが出来ています。

ド と ソ の音だけでアドリブが出来てしまう で紹介していますので、今回は

コードの構成音とテンションを考えて見ましょう。

標準的なブルースのコードです。

C7  F7     C7  C7

F7  F7     C7 C7

Dm7 G7     C7  C7(Dm7/G7) 





コードはC7,F7,G7,Dm7 の 4種類

1.ドミナント7th  1,3,5、b7

1) C7 ー C E G Bb 
Cのメージャースケールは C(1)D(2)E(3)F(4)G(5)A(6)B(7)C(8)
実はこれはドミナント7thではなくて機能的にはブルースのトニックです。
メロディにb7thの音のBbを使用するので平均律だと同じ周波数ですが歌うメロディはBとBbの中間くらいの高さをを動きます。コードの伴奏は平均律で演奏するわけです。

2) F7 - F A C Eb
Fのメージャースケールは F(1)G(2)A(3)Bb(4)C(5)D(6)E(7)F(8)
これもEbがCのb3のブルーノートなのでブルースのサブドミナントです。
EbとEの間の高さの音です。

3) G7  G B D F
これはドミナント7thです。

2. マイナー7th  1、b3,5、b7

1) Dm7  D, F , A , C


コードにテンションを加える

それではコードにそれぞれどのテンションを使用できるか検討してみましょう。

1) C7 
 曲のメロディはG C とコードの構成音です。

 このコードはトニックの機能なので C のメージャースケール上の音が使えそうですね。
  9th の音は D の音なので使えます。
  トニックの機能なので 6 つまり13の A の音も使えるようですね。

2) F7
 曲のメロディで9thの G の音を使っているので 9th は無条件で使えますね。
 そして13の音のD はC のスケール上の音なので使えます。

3) G7
 曲のメロディにはGの音だけですね。
 9th(A)も13th(E)も C のスケール上にあるので使えます。

4) Dm7
 曲のメロディにはGの音が11thとして使われているので使えます。
 9th(E)も C のスケール上の音なので使えます。
 
 まとめると
ドミナントコードには9と13を加えて、
マイナーコードには9と 11thも使えます。

注意する事はテンションの音はなるべく高い位置で使ったほうが綺麗です。
最低でも中央Cの下のG (G3 オクターブ付音名) くらいで使うようにしましょう。


ブルースは歌からですね。
.

Cynthia Felton - Duke's Place (C Jam Blues) ♫


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