そうですデュークエリントンが作曲した C ジャムブルースですね。
ソソ 2 3 4
ソソ 2 ソーソ 4
ソー ード 3 4
1 2 3 4
と4小節のフレーズを3回同じメロディを繰り返すという
超簡単ジャズメロディのエキスのようなリズムのメロディで作ってあります。
たったこれだけのシンプルなのに
ちゃんとしたブルースになっていて
最初の2小節が コールになって
続く2小節が レスポンス となっている
最初のソソのリズムがスウィングの特徴のリズムとなっている。
ミディアムテンポだと3連音符の ソーソ で
早いと8分音符均等の ソソ となる
芸術的な曲です。
ブルースのコードは
C7 F7 C7 C7
F7 F7 C7 C7
Dm7 G7 C7 C7(Dm7/G7)
ですね。
これを詳しく見ると
最初の4小節は
1小節目
ソ(G)の音はコード C7 の5度、
2小節目
F7のナインス(9)の音です。
続く3小節目は レスポンスで
ソが5で ド つまりCの音はコードCのルート1
4小節目は休み
次の5小節目からの4小節は
5小節目と6小節目は
ソの音が、またF の9の音でニュアンスが違って聞こえますね。
かっこいいテンションリゾルブになっています。
7小節目と8小節目は3小節目と4小節目と全く同じレスポンスです。
つまり4小節づつならべて書くと
左側の2小節が少しづつ感じが変わったコールで
右側の2小節が全く同じレスポンスになっています。
メロディは全く同じなのにコードが違うとニュアンスが変わって聞こえる素晴らしい効果ですね。
さいごの4小節がクライマックスなのですが
9小節目は
ソの音はDm7の11の音、でまたもやテンションリゾルブ
10小節目の
ソはルートの1で解決(リゾルブ)です。
そして11小節目からは同様にレスポンスとなっています。
繰り返す時はターンバックで12小節目にDm7/G7を入れて頭に戻ります。
作曲もアドリブも伴奏も同じやり方なのでエリントンに見習って
アドリブにこのように演奏して見るのも楽しいですよ。
シンバルとスネアだけのドラムソロと考えてリズムだけでも面白いですね。
ゆったりとしたウィントンマリサリスのビッグバンドの演奏です。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。