メージャースケールの音階では
ド(do) ゥレ(re) ミ(mi) ファ(fa) ソ(so) ラ(la) ティ(ti=シ) ド(do) には「ミとファ」そして「ティとド」の間は半音ですね。
C メージャーのスケールで考えてみると、次の楽譜の矢印のような傾向があるようです。
つまり安定したトニックコードの構成音(135)に近いところに落ち着きたいし、ソ(5)の音はトニックのルートのドにジャンプしますね。大きな矢印が大きなエネルギーがありそうです。
さて最初に1オクターブ、ドゥレミと歌ってキー(調性)を確定します。
次に長く伸ばしながら一つの音づつゆっくり歌ってみてどんな感じがするか検証してみましょう。
1) ド はもう動きたくありませんね。でも何処にでも行けそうなので ゥレ(re) にも行けます。
(re は英語の r なので舌をつけないようにして音を区別してください。la の半音下はle なので同じ発音にならないように)
2) ゥレ は少し動いても良いかなという感じで、
ド から動いてきている場合は慣性のエネルギーで ミ にも行けます。
ゥレー と長い場合は下のドに行って安定できます。
3) ミ の音は安定しているのですが下から上がってきていればファに行けそうです。
4) ファの音はミと半音しかなく黒の矢印になってエネルギーがありそうですね。
ド ゥレ ミ ファーー と伸ばすと ミ に落ち着きたくなりますね。
「かえるの歌」は ド ゥレ ミ ファ ミ ゥレ ド とスムーズにファから戻ってきていますね。
5) ソ の音は1つの音だけでは不安定な感じで大きくジャンプして
5度下の ド か
4度上の ド にジャンプします。
五度圏とか四度進行などとわざわざ名前がありますね。
[注]ここで言っている度とは音の間隔のことで必ず下の音のメージャースケールで考えて何番目かということです。
下の ド と ソ は5番目で
ソ と 上の ド は 今度は ソ の音を ド と考え直してそこからドゥレミファと4番目となります。
(G メージャスケール)
6) ラ の音はソに近いので行ってもよいかなという感じです。
7) ティ(ti) の音は 上の ド まで半音しかないのでひきつけられるという感じで
黒い矢印となっています。
この キーによる音の動きの性質が音の数(声部)が増えてくると和音(コード)となり、コード進行の動き方に影響する重要な要素となります。
もう一つメロディのエネルギーは高い音には大きくて重力のようにだんだん波を打ちながら下がって行き、またジャンプしてエネルギーを補充してまた下がってゆく傾向があるようです。
ジャンプはコードの構成音の中だと何処でも行けるようです。
例えば「Over the Rainbow」 の ド(1) ド(8) と8度のジャンプ。
「酒とバラの日々」 の ソ ミーー と6度のジャンプが有名です。
ハーモニカとの演奏です。
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