2015年12月19日土曜日

ビッグバンドでのピアノのごまかし方

最近時々いくつかのビッグバンドでピアノやベースを弾いています。

痛感するのが音を出す前に、なるべく演奏を間違えるリスクを減らすための事前の準備がものすごく重要なんだなと思います。オーケストラのライブラリアンは重要な仕事ですね。

人数が多いと準備が悪いと必ず誰か間違えます。譜面を追うだけで一苦労です。

初見のGigだとちょっとつらいですね。まあ緊張するのも悪くは無いのですが。
練習はその次になります。

ビッグバンドの譜面で困っているのはピアノは2段譜の時は
ページ数が多いのでめくるのが大変な事です。

クラシックの演奏会のように、譜めくりの可愛い子がついてくれていれば嬉しいのですが、
そんな事は一度もありませんでしたね。

吃驚したのは裏表に印刷してあって完全にひっくり返さなければいけない譜面。
これは、譜面めくりの練習の方が大変でした。

最後のページから1ページ目にD.S してまた最後のページのコーダへ飛ぶなんてのは初見では難しいですね。失敗ばっかり。並べた順番が反対になっていて変だと思いながら最後まで気がつかないとか。
コピーをして使うのが前提で売っているのですかね。
事前にコピーしておかないとね。コピーしにくい大型サイズも多いし。

それとコピーをした7,8枚の譜面をテープで接続していなくてバラバラで、
お願いします、ともらってもね。本当に音を出す前の下準備が大切ですね。
風で途中で飛んでいったりで、音になりません。

スコッチテープは忘れないように持ってゆきましょう。

よく考えたらビッグバンドのピアノはソロの時と、ソロイストをリズムセクションのみでサポートする時以外はあまり音的には出番が無いのです。
ベースは殆ど弾かなければいけないけれど、ピアノは休んでも分かりません。

そういえば秋吉敏子のビッグバンドを聞きに行ったときも、殆どピアノには座らずに指揮していましたものね。

彼女が書いていた本に素晴らしいメンバーが集まってくれているから、なるべくソロを取ってもらうようにしているのでピアノの出番が少なくなると書いてありました。


私はクラシックのお稽古をしたことが無いので、コードが無くて両手の音だけ書いてあるものは、途方にくれてしまいます。

実はそういう譜面はバンドのグレードからすると簡単なものが多いのです。
管楽器は簡単なので初見ばっちりなのですが、こちらはしどろもどろになります。
そういう譜面は中学校や高校用で、練習をやって弾く事が前提のようですね。

バンドとして難しい物は殆どコードで書いてありますので、私にとっては楽なのです。

自分でアレンジ譜を書く場合はピアニストがどのレベルか分からない場合は書くこともありますがコードも書いておきますがね。

それと楽譜によってコードの書き方が多種多様でまったく意味不明のものもあります。
FMA7 FMi7、FMI7 など、よーく見ないと違いが分かりません。

でも何とか格好をつけなければいけないので

D.S(ダルセーニョ)などジャンプする場所を確認してマークしておくとか。

そういえばスコアリングの授業で、繰り返しはなるべく無くしなさい、といわれたことがあります。
私なんかいつも間違えています。

それと主に右手だけで弾いて左手で譜めくりをしています。

聞こえるのは高い音が主ですしね。複雑のコードの音が書いてあってもコードの上の音だけ外さないようにすれば、らしく聞こえるようです。

本当は弾ければ楽なのでしょうね。
いつか初見でクラシックの譜面がバリバリ弾けるようになりたいですね。
作曲が間に合わなくてピアノコンチェルトのコンサートを初見で弾いた話もありますよね。

あと30年頑張ろう。

と文句を言いながら今日と明日の2つのビッグバンドの準備を泥縄でしています。




0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。