2015年12月7日月曜日

覚える Yardbird Suite メロディ

2. メロディについて

1) A の部分

最初の、8小節のメロディを眺めてみると2小節目に半音が出てくるのみで
後の音は C メージャスケール(ハ長調)の音です。
2小節目の音も良く見ると C ナチュラルマイナー(自然短音階)の音階です。


主な音の流れは

A(最初の8小節) は

do(C)  te(Bb)/le(Ab)  so(G)  **/fa(F)

mi(E)  re(D)              so(G)   so(G)

     と so の音がドミナントの音(赤字

A' (2回目の8小節)は

do(C)  te(Bb)/le(Ab)  so(G)  **/fa(F)

mi(E)  re(D)        do(C)     **

  と do の音で C メージャスケールの主音(1、ルート 赤字)となり、落ち着きます。

一オクターブ上の ド から始まってだんだん下がってきて、続けるために真ん中の音に戻り
またジャンプしてだんだん下がっていって下の ド で落ち着いたわけです。
メロディイには重力のようにエネルギーや加速度があるので時々ジャンプしてエネルギーを
補充するのですね。

茶色の字の te(Bb)/le(Ab)  がブルーノートでもあるしマイナーのムードで特徴のある部分です。
パーカーの凄い所ですね。

パーカーの曲はモダンジャズのリズムの模範みたいな物なので、
覚えてアドリブや作曲に使うと効果的ですよ。
特にシンコペーションと三連符の使い方が素晴らしい。

同じように終わるために A'' (最後の8小節)は、4小節目が la(A)の音に上がるための
エネルギーを蓄える助走のようなフレーズになって、終わりのフレーズに向かっています。

魅力的で口で音階を歌いにくいところですね。

次回は B (サビ、ブリッジ)を考えて見ましょう。

トランペットとピアノの素晴らしいデュオを見つけました。

Yardbird Suite - Roy Hargrove



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