2020年7月8日水曜日

リズムは四分音符を確実に追うこと

ジャズを演奏するには一拍つまり四分音符をしっかり数えるのが大事です。
これはいい演奏をベースに注意して

いち、にい、さん、し

と体を動かして聴くのが良いと思います。

カウントが出来るようになったら
曲の構成を考えて4小節づつ追ってみてください。

ベースの採譜付きのYoutubeを見つけたので
ベースの楽譜を適当に見ながら(だんだん判る様になります)
いち、にい と声を出すか、
指でスナップするか、足踏みなどして見てください。

1) 最初はレイブラウンのベースでサッチモの歌です。
テンポが110位なので、あわせやすいと思います。
Ray Brown: Our Love Is Here To Stay

ジョージガーシュインのA、B、A、Cの16+16の32小節の
形式の名曲です。

2) これもレイブラウンで少し早くなってテンポ120位です。
Ray Brown: Bye Bye Blackbird (Bass Transcription)


3)今度は倍の速さになってちょっと難しくなります。
チャーリーパーカーのCのブルースでテンポ250位です。
クリスチャンマックブライドのベースとクリスポッターのデュオなのでドラムで一緒に演奏する気分でやってみてください。

A) 1小節をかたまりで数えてみてください。
Cのブルースなので12小節でワンコーラスです。
C F7 C C7
F7 F7 C C
Dm7 G7 C G7
が主なコード進行です。画面では少しずつ変わっています。

B) 出来るようになったら2拍づつ数えてみてください。
テーマの所のベースのように
いち と にい と 
と数えます。

C) いよいよ
いち、にい、さん、し
と数えれば出来上がりです。
最初は八分音符などは無視して
ベースの4分音符のビートだけでカウントしてみてください。
半年も聞き続ければバッチリですね。 

Chris Potter "Relaxin At the Camarillo", duo with Christian McBride
Christian McBride C Blues Transcription (Relaxing at Camarillo)


4) ブルースが数えられるようになれば
いよいよAA'BA'' の形式のリズムチェンジ
にトライしてみてください。

マイルスのバンドでポールチェンバースのベースの演奏です。
少し早くなってテンポ 260位です。
これが数えられれば上級ですね。
Paul Chambers: Oleo (Bass Transcription)

[A][A']
Bb/Gm7 Cm7/F7 Dm7/G7 Cm7/F7
Fm7/Bb7 Eb7/Ab7 Cm7/F7 Bb :||
[B]
D7 D7 G7 G7
C7 C7 F7 F7
[A'']
Bb/Gm7 Cm7/F7 Dm7/G7 Cm7/F7
Fm7/Bb7 Eb7/Ab7 Cm7/F7 Bb

四分音符がちゃんと数えられるとベースも弾けるし、
ドラムも右手でシンバルが叩けますよ。
ダンスも乗れますよ。

余計な事をやらなければリズムが良くなります。
シンプルが一番です。

聞いて聞いて踊りまくるのです。


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