2020年7月8日水曜日

移動ド と 固定ド について

カラオケで歌い易いように音を高くしたり低くしたりしても同じ曲ですね。
昔のテープレコーダの速度を早くしても遅くしても同じ歌だとわかりますね。

今はデジタル技術でYoutubeなどで早くしても遅くしても高さは変わらないようになっています。
便利ですね。

音楽は固定した周波数ではなくて相対的につまり周波数の比で感じます。

歌を歌う時に
このように
ド ゥレ ミ ファ ソ ラ ティ ド を
キーが変わっても(周波数が違うが周波数比は同じ)同じように歌う事を

移動ドで歌うと言います。

それに対して常にCの音(周波数が同じ)ならドと歌うのを

固定ドと呼びます。

楽器を演奏する時は固定ドの方が便利ですが、

音楽として認識しているのは移動ドです。
移動ドで覚えた曲は転調もしやすいのです。

でもCメージャースケールが皆ピンと来るので結構ゴチャゴチャに使っています。
まあ自分が分ればそれで良いのだと思います。

それでは聖者の行進で転調してみましょう。


楽譜どおりのCメージャーでは (四分音符を一つの記号で書いています。)

*ど(C) み(E) ふぁ(F)
||そ(G)ーーー|* ど(C) み(E) ふぁ(F)|
そ(G) ーーー|*ど(C) み(E) ふぁ(F)|
そ(G)ー み(E)ー|ど(C)ーみ(E)ー|
ぅれ(D)ーーー|* み(E) み(E) ぅれ(D)|
ど(C) ー ー ど(C)|み(E) ー そ(G) ー|
そ(G) ふぁ(F)ーー|* * み(E) ふぁ(F)|
そ(G)ー み(E)ー|ど(C)ー ぅれ(D) ー|
ど(C) ー ー ー|- * * * ||

( ぅれ(D)は舌をくっつけない R の発音ですよ。)

ど を歌う時は C の音を思い浮かべて歌うのが大切です。

楽譜の音符とかピアノの鍵盤を考えるのです。
指で弾いているイメージを浮かべると実際に練習するのと同じくらいの効果があると脳科学の実験結果が出ているそうです。

それでは今度はFメージャーに転調してみましょう。

Fメージャーの 
ど(1) ぅれ(2) み(3) ふぁ(4) そ(5) は

F(1) G(2) A(3) Bb(4)  C(5)
です。 
重要なのは み(3) とふぁ(4) の間が半音です。

それでは書いてみましょう。

*ど(F) み(A) ふぁ(Bb)
||そ(C)ーーー|* ど(F) み)(A) ふぁ(Bb)|
そ(C) ーーー|*ど(F) み(A) ふぁ(Bb)|
そ(C)ー み(A)ー|ど(F)ーみ(A)ー|
ぅれ(G)ーーー|* み(A) み(A) ぅれ(G)|
ど(F) ー ー ど(F)|み(A) ー そ(C) ー|
そ(C) ふぁ(Bb)ーー|* * み(A) ふぁ(Bb)|
そ(C)ー み(A)ー|ど(F)ー ぅれ(G) ー|
ど(F) ー ー ー|- * * * ||

鍵盤や楽譜や指の動きをイメージして歌うと楽しいですよ。
できたらG、Bb、Eb、と
全部のキーが出来たら素晴らしいですね。

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