ウォーキングベースの四分音符の一拍、一拍が名人の演奏は、
非常に長く安定して演奏していますね。
パーシヒース(Percy Heath)のベースです。
Fのブルースの名演です。
Miles Savis Bags Groove
メトロノームを使うと
2拍目と4拍目で鳴らして
1拍目と3拍目を予想して数えるでしょう。
テンポ120位が数えやすいと思いますが、
1拍を3分割つまり三連音符で数えても
まだ間が空いています。
実際の演奏では少し前や後ろに音をずらしていることが多いのです。
つまりずらした間隔の単位よりもっと細かく、
半分以下の単位ならいつも同じ間隔ずらせるわけです。
コンピュータならクロックがそれ以上に早ければ正確に数えられますね。
人間も同様で細かく数えられる人ほど細かい表現ができます。
人間のクロックは心臓の鼓動から感じられるように一定ではありませんけれど、そこが音楽的なのだと思います。
人それぞれ数え方は違うのだと思いますが、
私はどうしているか考えて見ました。
テンポ120位でのスウィングの4分音符の場合、
1)ボン、ボン、ボン、ボン
だと1拍づつですね。
いち 、にい 、さん 、し |
と短くでも良いです。
これだと始まりはビートにピッタリですが終わりは曖昧ですね。
大体早めに切れてしまいます。
2)デゥ オ ン、デゥ オ ン、デゥ オ ン、デゥ オ ン、
だと3連音符で数えています。
123 223 323 423
でも良いです。
この場合は3連音符の3つ目まで数えているのでそこまでは長く演奏できそうです。
3)デュクダク デュクダク デュクダク デュクダク
なら16分音符なので少し長くまで数えられました。
1234 2234 3234 4234
だんだん数字では難しいですね。
それに3連音符は数えられないです。
4)8分音符と3連音符を数えるには最小公倍数の6連音符で数えると良いわけです。
デュロリラリロ デュロリラリロ デュロリラリロ デュロリラリロ
とスキャットで数えると何とかなりますね。
ビブラートやトリル、トレモロと考えても良さそうですね。
5)テンポによっては12連音符で数えるともっと確実になります。
デュ ロ リ ラ リ ロ
をそれぞれを タラ タラ と2つに分割すると
デ ュ ゥ ロ ゥ リ ゥ ラ ゥ リ ゥ ロ
と
1拍を12連音符で数えたことになります。
こうすると12分の1前や後ろにずらすのも簡単になりますね。
とこのように細かくカウントすると
60位のスローの曲でもしっかりと安定するようになります。
何しろ一番短い音の長さの単位で数えないと安定しません。
自分で色々なスキャットを考えてみると楽しいですよ。
バラードで細かい音符をたくさん弾いている例です。
作曲者のエロルガーナーの演奏でミスティです。
彼はアルペジオもちゃんとカウントしていると思います。
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