これまでは左手を1、3 と1、7(6)だけで伴奏で説明したように、和音は2つの音での演奏でした。
和音は5の音はルートを弾くと倍音として小さく鳴っているので省略してもあまり影響はありません。
それでも 1、3(b3)、7(b7、6=bb7)と鳴らすとほぼ和音の構成音になります。
メロディが構成音ならばそのまま左手だけで2音で、
構成音でなくて弾けそうならば右手で追加してやれば、
ほぼ骨組みは完成して音楽になります。
届かなければ無理することはありません。
もう一つ大事なことは、1の音がメロディの場合は重複しても構いませんが、3、7の場合は重複しないように左手の押さえ方を変更します。
音が0.5秒より短い音は和音と認識しないので、
どう使っても大丈夫です。
まあ肘打ちもアリな訳です。
忘れてならないことは、音が濁らないように、
ベースの音以外は中央C(4C)の1オクターブ下の3Cの音より高い音を使います。
私も初めの頃はつい低い和音を弾いてしまっていました。
例外は
5の音がフラットになるm7b5とdim7コードと、
シャープになるaug7 コードですが、
ほとんどの場合、出現頻度が少ないし、
出てきてもメロディが構成音の場合が多いので
あまり問題はありません。
弾きたいと思えば弾けば良いのです。
ジャズですから演奏者のテクニックの範囲で弾けば良いのです。
ここまでできればリズムがジャズになればほぼ出来上がりです。
細かいテンションの響はメロディに自然に出てくるので、
必要だと感じるまでは、気にしなくても良いものです。
ミシェル・ペトルチアーニのピアノに張り付いているような素晴らしいジャズのタッチを聞いて見ましょう。
ラテンの名曲ベサメムーチョです。
Michel Petrucciani Bésame Mucho Looking Up
https://www.youtube.com/watch?v=SPeXVzn-UcI&feature=emb_logo
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