音楽を始めた頃、二拍三連音符に悩まされていました。
左手を四分音符で1、2、3、4と叩き右手を二拍三連音符で叩く時には
どうしてもあいまいになっていました。
ピアノの生徒に二拍三連音符のメロディを教えるのもなかなかうまくいきませんでした。
最近になって、三連音符を基準のクロックにすればぴったり合うことに気がつきました。
その方法は
2拍3連音符はまず右手で1拍ずつ 123 223 タタタ タタタ と1拍3連音符を数えながら叩く。
つまり8分の12拍子のロッカバラードのようにです。
123 223 323 423
タタタ タタタ タタタ タタタ
次に右手と左手で交互に叩く。
右左右 左右左 右左右 左右左
すると右手だけ音を出すと二拍三連音符になっています。
1ーー 2-- 3-- 4--
タータ -ター タータ -ター
左手はジャズドラムのかっこいいスネアのフレーズと同じですよ。
1ーー 2-- 3-- 4--
ーター タ-タ ーター タ-タ
右と左と違う音が出る物を叩くと面白いですよ。机とか頭とかね。
難しいフレーズは一番短い音の単位で数えると楽です、コンピュータのようにクロックが早ければ処理しやすいわけですね。人間のほうが賢いのだから負けないように。
ところが三連音符で数えていると八分音符が難しくなります。
出てきたところでクロックを3にしたり2にする方法もありますが難しいですね。
その時は六連音符で数えればよいのです。3と2の最小公倍数ですね。
早くなると数えられませんが脈拍が基本なので大体間に合います。
聞く方も聞き取れないはずですから。
さて十六分音符になるとどうでしょう。一拍に4回なので3連音符の3回との公倍数の
十二連音符で数えればよいのです。
これはかなり難しいので私は六連音符で数えて1回の音に唇を2回ぷるぷると震わせた感じで数えているようです。もっと早い場合はビブラートのうねりのように数えているようですね。
そうするとタイミングを細かくずらして演奏も出来るようになりますよ。
それでは二拍三連音符が沢山出てくる曲の
Misty で合わせてみてください。
最初は三連音符で数える。
次には六連音符で数えてみる。
これくらい遅いと12連音符も夢ではない。
最初からうまくいった?
あなたは天才です!
Ella Fitzgerald - Misty
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