2020年7月11日土曜日

ドラマーの役割

ピアノを弾く時と
ドラムを叩く時
そしてベースを弾く時は
同じ曲を弾くのにも少し違うように思います。

ピアノやベースを弾く時は
楽譜を見ながらが多いので
小節を数え間違えるのは少ないのですが
ドラムをやる時は
譜面がないことの方が多いのです。

昔ドラマーだった頃譜面を使わなかった癖を
今頃反省しています。

4小節くらいのソロしかない場合は
結構気楽に弾けるのですが、

うろ覚えの曲、忘れてしまった曲などは
1コーラス全部のソロをやる時は、
ブルースなどは良いのですが
変形コーラスで2小節長いとかになると
うっかりすると間違えてしまいます。

そうすると他のメンバーがつられて
最後の
テーマに入れなくなったりする事があります。

その時は音の大きいドラムの出番で、
いかにもそういうアレンジだったように
入りやすいフレーズ

一番簡単なのは
最初のカウントのように
ワン うん ツー うん
ワン ツー スリー フォー
などを

刻んでやると最後のテーマに入りやすくなります。

時々ドラムを演ると
その役割を忘れて一緒にわからなくなって
メチャメチャにした事がよくあります。

ドラムは音がないけれど
曲の構成が他のメンバーにわかりやすいように
うまいフレーズのサインを出してあげて
全体を引っ張る役目が大事ですね。

まあ一流のジャズメンでも
どこをやっているかわからなくなることも多いのです。
レコーディングでも間違えたままのもあります。

厚生年金会館でやっていた
有名ピアニストが
わからなくなって
サックス奏者に「今どこ」と聞いたら、
「厚生年金」と答えたという話があるくらいです。

わからなくなるくらいの人の方が
ソロは良い事が多いようなので、
誤魔化し方も大事ですね。

間違いを恐れない事ですね。

キースジャレットのトリオの
素晴らしいドラマーで
ピアニストでもあるジャックディジョネットの
好サポートをお聞きください。
ドラムを聞いているだけで安心できますね。
リズムチェンジの名曲オレオです。


これを聞くとドラマーもベーシストも
ピアノぐらい弾けないと
音楽にならないと思います。
キースもチックコリアもドラム上手いらしいしね。

ピアノって簡単に音が出せますからね。

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