2ビートフィールのベース( 二分音符)
ジャズでは最初と最後のテーマのメロディを弾く時は、
特に4ビートの曲として作編曲されてないものは
ほとんど2ビートフィールで演奏することが多いのです。
メロディ奏者がツービートで演奏してもベースがフォービートだと
ちぐはぐになります。
ベーシストもドラマーもツービートフィールかどうかを感じてあげないとかわいそうですね。
ツービートフィールのベースのリズムと使う音を一緒に考えて見ましょう。
サムジョーンズの素晴らしい分りやすいベースの採譜を見つけたので、
彼の方法を研究しましょう。
キャノンボールアダレイとマイルスディビスの有名な枯葉の演奏です。
Autumn Leaves - Bass Transcription sam jones (somethin' else cannonball adderley)
https://www.youtube.com/watch?v=L-w2kUwhhI8
https://www.youtube.com/watch?v=L-w2kUwhhI8
まずは一回聞いてみてください。
キーはジャムセッションで多い Gm です。
最初のイントロは4小節を繰り返して0:52から[A]のテーマに入ります。
この楽譜の八部音符はスウィングなので
すべて1拍三連音符の2つと1つ(裏拍)に読み替えてくださいね。常に三連音符で数える。
すべて1拍三連音符の2つと1つ(裏拍)に読み替えてくださいね。常に三連音符で数える。
[A]
Cm7 F7 Bb Eb
Am7b5 D7 Gm Gm
[A']
Cm7 F7 Bb Eb
Am7b5 D7 Gm Gm
[B]
D7 D7 Gm Gm
Cm7 F7 Bb Bb
[C]
Am7b5 D7 Gm7 Gm7
Am7b5 D7 Gm Gm(G7)
でもこれもジャズのアドリブなのでこの通り覚えて
ライブでやろうなどとは考えないでください。
ジャズは共演者との対話なので、
相手に反応して自分の考えたリズムで音をだすものなので、
ジャズではなくなります。
やり方を真似して消化すればもう自分のものです。
アドリブの基礎はベースに有りです。
リズムを2拍づつ二分音符で弾く
このリズムがツービートベースの基本形です。
ボーン、ブーン|ボーン、ブーン と二分音符を途切れないように伸ばします。
音は1音目はルートの1の音、
2音目は同じ音か5(b5、#5)の音
または次のコードに進みやすいコードトーンの 3、 b7(b3、May7)などの音
音の選び方は次のようなものがあります。
a) 1、1 例 Cm7 => C、 C
b) 1、5 例 Gm7 => G、 D
c) 1,3 例 F7|Bb => F、A |Bb
サムジョーンズは徹底して上記のシンプルなトライアド(三和音)で済ませています。
名ベーシストはシンプルで美しいですね。
リズムの食い込み方も良く聞いて真似しましょう。
他のよく使う例です。
d) 1、b7 例 C7|F/Fm => C、Bb |A/Ab
e) 5,1 ドミナントのコード単独のときはよく使う
例 G7|C => D、G|C
つまり G7 を Dm7/G7 と置き換えたのと同じ。
枯葉のコードはCm7 F7 Bb と最初からなっているため例が無い。
このビデオの最初の8小節にツービートのテクニックがほぼ出ています。
次回は他のリズムの説明に入ります。
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