ジャズはブルースに始まりブルースに終わる。
ということで2018年の最初はブルース。
モンクの曲は見れば見るほどよく考えられた曲で、
リズムも自然にトリッキーでよく騙されたものです。
楽譜は4分の4拍子で書いてあるものが多いので、
4ビートで演奏すると、つい一拍とか二拍ずれたりしていました。
昔ベテランのベーシストに
これは元々が2ビートなので
2拍子で数えればいいんだと教えてもらい納得しました。
他の「ブルーモンク」なども全く同様で
2ビートフィールで
1 エンド 2 エンド
と数えるとぴったりで
よくできているなあと感心しました。
オスカーピーターソンの2拍子でテーマを演奏しているものです。
Straigh No Chaser
これはマイルスの採譜付きで
BbトランペットのキーのGで書いてあります。
テーマを4ビートで演奏しているので比べて見てください。
テナーもBbのオクターブ低い移調楽器なのでG、
アルトはEbなのでDで記譜です。
つまりピアノは実音のFのブルースです。
Miles Davis--Straight No Chaser
この曲は半拍前から始まる、
1−2小節と3−4小節が2小節づつのフレーズになって、
うまく コール アンド レスポンスになっています。
でもよく見ると3+3+2 拍の塊になって
2小節分の8拍となり数えにくいのです。
テンポが早いと特に間違えやすいようです。
5小節目から8小節目は半拍休んで始まって受け答えのフレーズになり、
9小節目からはリズミックな半音進行で盛り上げて
11小節目が3拍目の半拍前から伸ばすシンコペーションの
メロディーで終わっています。
ここは2+3+3拍 となっているとも考えられます。
うっかりすると伸びた音から1234と数えると2拍間違えます。
でもこれを全て二拍づつを塊とするとうまく終われます。
ジャズの曲は3拍子と2拍子そして4拍子が入り混じり
魅力的なリズムになっているのです。
ジャズ 目次
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