マーチから変貌を遂げてきたドラムセット。
ビッグバンドのドラマーのバスドラムの奏法について少し調べてみました。
1940年代からのモダンジャズではリズムはライドシンバルと2拍目と4拍目のハイハット シンバルでキープして、
バスドラムはアクセントを強調するために主に使います。
ところがビッグバンドのレパートリーには古いものが多く曲により演奏を変える必要があります。
マーチは歩くための音楽なので二拍子のものは1拍目と2拍目に1小節に2回、4拍子ではビート毎に1小節に4回、ドン、ドン、ドン、ドンと歩きやすいように打ち鳴らします。
同様にビッグバンドはダンスミュージックとして発展してきたので、踊りやすいようにバスドラムを各ビートに叩きます。
ロックなども踊りやすいようにバスドラムが主体でリズムを刻む音楽なのです。
モダンジャズではリズムをキープするのは、
主にベースになってきて、
つまり音楽の幅を広げるため、
ベースと同じではなく、
ライドシンバルをベースとハーモニーのように四分音符で
ツン、ツー、ツー、ツー
としっとりとした低めの音で長いレガートで刻み、
ハイハットは2拍目と4拍目に短い音で
うー、チッ、うー、チッ、
左足でペダルを踏んで拍子を取っています。
バスドラムはアクセントのみに使います。
ライドシンバルは、リズムは叩かないで
まるでメロディ楽器のように演奏することが多くなりました。
ハイハットとベースだけがリズムを刻んでいることもあります。
ベースもハイハットもメロディのようにも演奏します。
つまり踊るための音楽から、
鑑賞するための音楽に向かって
モダンジャズが出来てきたのでした。
ビデオやライブをみて、
ドラムとベースがメロディとどう絡んでいるのかを
見ながら聞くのも楽しいと思います。
ジャズのスイングとシャッフルのリズムの説明です。
Jazz Rhythm Section 101: Jazz Swing and Shuffle Styles
打楽器のVic Firth のサイトはリズムセクションの
解説ビデオの宝庫です。
ドラムセットの歴史についてのビデオなどがありました。
英語ですが日本語に自動翻訳すればいなんとかわかると思います。
昔の自動翻訳に比べると少しはましです。
http://vicfirth.com/drumset-history/
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