ジャズやポピュラーで使う楽譜にはリードシートという便利な物があります。
これは次のようにメロディとコードネームと歌詞だけが書いてある一段の簡単な楽譜です。
ピアノの2段譜やオルガンの3段譜と違い
量が圧倒的に少なく格段に読みやすいので初見演奏にも向いています。
それにジャズならばメロディも自由に演奏していいのです。
すごくいい加減で気楽に楽しめそうだと思いませんか。
「聖者が町にやって来る」で説明してみます。
この一枚の楽譜があれば一人での弾き語りやソロから
5-6人でのアンサンブルを簡単な打ち合わせで初見でコンサートしたり、
そしてアレンジャーの手にかかると100人のオーケストラのスコアまで出来てしまいます。
上から順番に見て行きますと。
一番上には「When The Saints Go Marching In」とタイトル名が書いてあります。
普通は右側あたりに作曲者や作詞者の名前があるのですが古い黒人霊歌なので書いていません。
左上にはMedium Swingとリズムとテンポのガイドがあります。
これも演奏者がその日の気分で早くしたり遅くしたりリズムをラテンに変えたりと自由自在です。演奏の途中で掛け声や目くばせでリズムやテンポを変えることも良くありますしね。
楽譜の一段目の一番左側に高音部記号(ト音記号)があり下から2番目の線がピアノの中央のCの直ぐ上のG(So、ト)の音を示す記号です。残念ながら私の手書きが汚くて まるで囲む位置がずれています。すみません。この記号はもともとGの字を書いてそれの花文字にして現在の形になったようです。
ちなみに低音部記号(ヘ音記号)は上から二番目の線がピアノの中央のCの直ぐ下のF(fa、ヘ)の字の花文字からです。
つぎに拍子記号、4分の4拍子で1小節が四分音符4つと言う意味ですが、ジャズの場合、テーマは2拍子の感じでサビやアドリブは4拍子で演奏することが多いので、どういう風に演奏するか事前に決めておくことが多いですね。もちろん途中で変更もアリです。
それから四角に入った「A」と「B」はリハーサルマークと言って練習や曲のフォームを考えるのに重要です。この曲は8小節づつ雰囲気が異なる16小節の曲になっています。
(良く見ると4小節単位になっているのですがリハーサルマークを入れすぎてもわずらわしい物です。)
それから楽譜を読むのになるべく4小節単位で改行したり復縦線を使ったりして書いてあると読みやすいので間違いが少なくなりますね。
楽譜が綺麗だと演奏の音も格段に良くなります。
昔は写譜屋さんの腕次第でしたが今はコンピュータで綺麗に書けますが、書き方のルールを知らない人だとやはり間違いの元です。
歌手の方は読みやすい楽譜を持ってゆけば良い伴奏をしてもらえる可能性が高くなります。
伴奏が間違えても歌が下手だと思われてしまいますからね。
さていよいよ英文字で C とか Fm Db7 Adim など書いてあるのがコードネームです。
この大文字でとそれに続く b(フラット)や #(シャープ)が書いてあるのがそのコードの重要な音です。Cメージャ(ハ長調)の音階の英語名はC D E F G A B Cとなるので使われています。
mとか7とかはそのコードの雰囲気が変わるだけなので最初はこの音を1音だけ弾いても様になります。弾き語りなら時々この音を合いの手に入れれば今日から出来ます。
ベーシストだと良いリズムでこの音を演奏するだけで十分ともいえますね。
括弧の中のコードは変化をつけるためには良いかもしれないコードと繰り返す場合に使ったほうが良さそうなコードです。
注意しなければいけないのは、買った楽譜には間違いが多いのです、特にコードは自分で確認しないと変な響きだったり弾きにくかったりで演奏する時 にまいってしまいます。
注意して信用できるジャズ用の楽譜を手に入れるか自分で書き直すことが必要です。
特にポピュラー用やクラシックにつけてあるコードは目的がこの音の並びを弾いて欲しいと書いてあることが多いのでそのメロディでしか使えないものがあります。
ということでジャズを演奏する場合は、自分で考えて弾きやすいようにしたほうが楽だし良い演奏が出来ます。ごまかし方を勉強するのも楽しい物です。
それでは早速演奏してみてくださいね。
色んなスタイルの演奏があったので聞いてみてください。
When the Saints Go Marching In - in 10 styles
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