2020年7月11日土曜日

レッドガーランドの左手のコード

前回のリズムに補足をしますと、
楽譜通りシンコペーションを4拍目の後ろの8分音符と考えると
私には難しかったです。

それよりも装飾音符と考えて
1拍目の少し前からと考えるとやりやすいですね。
何しろジャズの後ろの8分音符は生きていて
テンポにより長さが違うのですから。

今度はレッドガーランドの C Jam Blues の
左手のコードを見てみましょう。


楽譜画面の1ページ目から考えましょう。
1小節目からのコードは
G7(b9,13) ||
C6(9)        F7(9,13)    C6(9)    C7(9)
F7(9,13)   F7(9,13)  C6(9)    C6(9)/Cdim7(9)
Dm7(9)   G7(b9,13)  C6/Em7 Dm7/G7(b9,13)

と弾いています。
ここでは1と5の音をテンションに移動させたものは
カッコ内に書いています。
つまり4声の標準の和音を弾いているのです。

最後の2小節のように
C6と書いてあると1356で

コーラスの1小節目のコード
C6(9) ならば 3561 の1が全音高く 9へ移動しているのです。

最初のG7はコーラスに入る前の小節です。
低い音から
b7135 を
 1(8)をb9に半音上に移動 
 5(12)を13に1音上に移動しています。

1小節めの4拍目のコードはコーラスの1拍目のコードを
半拍前から弾いている(アンティしペーション)ので
C6のコードです。
全て同様に考えてください。

これを一つずつ丁寧に考えると楽しいですね。
テンションにしてないのは何故かなとか。

わかりにくいものはコメントくださいね。

ジャズは楽譜の通りではなく自分で考えた音で弾くものです。


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