2020年7月10日金曜日

マイルスデイビスの「Four」のシンコペーション

マイルスデイビスのFourはジャムセッションでも人気の曲ですね。
残念ながら覚えられない人なのでいつも楽譜を見て演奏していました。
ジャムセッションでうろ覚えのため何度も恥をかいた曲です。
皆当然知っているはずの曲なのでパッと始められ焦りまくりでした。それでも懲りずにうろ覚えなのです。

完璧に覚えてみようと色々分析をして見ましょう。

この曲でジャズの特徴である
シンコペーションのアクセントが最初の4小節にあります。
採譜したものや楽譜を見れば解るように、
休符と八分音符で

*ソラティ|ーソラティ ーソラティ
ーゥレドティ ーソラ|ーーーー

と ティ のところに、つまり
一拍目と三拍目の半拍前に
アクセントがあるので

これが完全にできるようになると
メロディにも伴奏のタイミングにも使えます。

ジャズのコードの伴奏のタイミングはここにあります。

演奏に合わせて最初の4小節を一緒に歌って見てください。
アクセントは十倍大きく歌えば完璧です。



マイルスの年代別の録音です。
録音毎にテンポが速くなっていきます。
1954年の名盤Walkinのソロを採譜したYoutubeを見つけました。
John Coltrane(Ts),Philly Joe Jones(Dr),Red Garland(P)
Paul Chambers(B)


60年代の最強のメンバーでの演奏がフォービートの演奏が完成したと思います。

リズムやテンポが自由自在に変わって何処をやっているのか追いかけるだけでも難しいものです。
Fourのテンポもものすごく早くなっています。

1966年のFour&Moreです。
Miles Davis(tp); George Coleman(ts);
Herbie Hancock(p); Ron Carter(b); Tony Williams(ds)


この曲はドラムのイントロから入ってドラマーの個性が出ていますね。


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