2020年7月8日水曜日
これだけで分るコードの音
When The Saints Go Marching In に出てきたコードネーム(Chord Name)は
6種類、C、F、G7、C7、Dm7、Fm でした。
順番に、シィ、エフ、ジーセブン、シィセブン、ディーマイナーセブン、エフマイナーと読みます。
実は他にも沢山、書き方があるのですが日本でのポピュラーな書き方を説明します。
不思議なコードネームに出会ったら想像して音を出してみることです。
良い音だと思えば良いのです。結構いいかげんな印刷物が多い物です。
表記の大体の決まりは
Ebm7b5 と書いてあれば Eb m 7 b5 と4つの部分に分けて考えます。
[根音の英語名]、コードの種類、4つ目の音の種類、変化する音または追加する音
1) 根音の英語名
根音(Root、ルート)はコードの基準となる音の英語名です。
ドレミは C D E F G A B C と表し(図の左上参照)
これをCメージャスケールと呼び1番から8番まで番号をつけます。
半音上は#を付けて C# F#
半音下はbを付けて Eb Ab のように表します。
どんな複雑に書いてあってもこの音だけ弾けば間違い無しです。
2) コードの種類
二番目には3と5の音を指定してあります。
a) 根音から始まるメージャスケールの3と5の場合は省略してあります。
つまり根音以外書いてなければドミソの3つの音で構成された和音です。
これをメージャートライアド(長三和音)と呼びます。
例えば
C は 構成音は C E G
F は
Fメージャスケールが
F(1)G(2)A(3)Bb(4)C(5)なので
F A C になります。
b) Cm や C-などと m または - が書いてあれば
3の音が半音下がってb3となる印です。
これをマイナートライアド(短三和音)と呼び
Cmと書いてあればシィマイナーと読みます。構成音はCEbGになります。
以上2種類が解れば殆どの曲は演奏できます。
最初は不明な指定は無視してもかまいません。自分の耳を信じる事です。
さて他のタイプには
c) dim ディミニッシュ と呼び1b3b5の構成音です。 ゜ と小さい丸も使います。
Cdim とあればシィ ディミニッシュと読みCEbGbとなります。
d) aug オウギュメント と呼び13#5の構成音です。+と書くことも多い。
Caug とあればシィ オウギュメントと読み CEG#です。
e) sus4 サスペンデッド(suspended 吊り上げる)
145の構成音でサス フォーと呼びます。3が半音上がって4になっています。
Csus4 とあればシィ サス フォーと読みCFGです。
3) 4つ目の音の指定
ここまででコードの3つの音は決まっていますので4つ目の音を追加します。
a) 注意しなければいけないのは7の音です。7と書いてあればb7を意味します。
6 G7はジー セブン、Dm7は ディー マイナーセブン と読みb7を加えます。
マイナー7thやドミナント7thのようにド以外から数えると7番目はb7です。
b) メージャスケールの7の音はメージャセブンの音なので特別にmaj7と書きます。
Cmaj7 は特別にシィ メージャー セブンと読み7の音を加えます。
CM7、CMaj7、C△、C△7とも書きます。
c) C6、Dm6 は6を加えてC6=CEGA、シィ シックス
Dm6 はDFABでディー シックスと読みます。
d) もう一つdim7 があります。
これはdim7(bb7=6)の音をdimのトライアドに加えます。
Cdim7はシィ ディミニシュセブンと読み1b3b5bb7(=6)の4声になります。
e) 但しCaug7はCaugのトライアドにb7を加えて13#5b7のCEG#Bbとなります。
f) C9、C-9、G13 と書くと
C9=C7に9を、Cm9=Cm7に9を、G13はG7に13(=6)の音を加えた構成です。
4) 最後には構成音を変化させたり追加する指定など色んなことを書きます。
a) Em7b5 はEm7 の構成音E(1)G(b3)B(5)D(b7)の
5をb5に変更しEGBbDにするという意味でイーマイナーフラットフィフスと読みます。
Eφ7と書いてハーフディミニッシュと詠む場合もあります。
b) C7sus4 と書いてシィ セブン サスフォーと読み、
C7に3の音を4に半音吊り上げCFGBbになります。
c) C7b5、C7b9、D7#11も同様にシィセブンフラットファイブなどと読みます。
d) C-6/A と書くとAの音を最低音にします。
シィマイナーシックス スラシュAと読みます。
以上で自分で考えて構成音が分ると思いますので
音名や五線紙に書いてみたり鍵盤を思い浮かべてみて瞬間的に分るようにしてください。
キーポイントはメージャスケールの Do Mi So Ti(シの事です) がポイントです。
楽器に触らないほうが覚えやすいかもしれませんね。
練習問題です。
Eb7、G6、F#m7b5、B△7、Gm7,Fdim7、Aaug7、G7sus4
答え
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