2020年7月8日水曜日

キャラバンとハバナギラ(アラブ音階)

先日、結婚式で演奏した時に花嫁さんがユダヤ教なので
ハバナギラを演奏してくださいとリクエストされ準備しました。
この曲は結婚式の時に皆で歌って踊って盛り上げる伝統的な曲です。
曲を始めると花嫁のお父さんがマイクを握って歌ってくれました。
本当に皆踊り狂ってテンポがどんどん速くなりクライマックスで終わるという楽しい結婚パーティでした。

映画の結婚式の様子とダンスです。
ハバナギラは5分50秒から聞けます。


この曲はアラブ音階の曲で、西洋音階で考えると
ハーモニックマイナーの5度下から始まるのでドミナントコードに使うスケールと同じです。(do(1) re me fa so(5) le ti do(8))
出だしのメロディは
 ソー ソー|* ティ レ ソ  と始まっていますね。
まあアラブ音階として考えると
 do -  do - | *  mi ra do
となりアラブですね。

コードは C7b9 と考えられますね。 

そしてたぶんこの音階で作曲された
デュークエリントンの名曲キャラバンが同じように
出だしが C7b7 で作られています。
まあキャラバンはアラブですよね。
テイクファイブで有名なブルーベックの「トルコ風ブルーロンド」もアラブジャズですね。

出だしは
 ソー ― ― |* レ ソ メ|ファ ソ ティ ファ|ソーーー
とリズムも同じですね。

それでは本物のジャズ歌手だと思う
ディディの歌でキャラバンを聞いてください。

最近まで、あまりアラブ音楽とジャズの関連を考えていなかったのですが民族音楽とはスムーズに関連していますね。

楽しいですね。

ジャズ目次

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