2020年7月7日火曜日

ジャズピアノはドラムとベースから

ジャズを演奏するということは、
ジャズ語を喋るようなものだと思います。

ジャズらしく聞こえるのはジャズ特有のリズムで弾けば良いのです。
何年やってもジャズにならないのは複雑な音のことばかり勉強していて、全くリズムの勉強をしていないようです。

実は1つか2つの音でリズムだけをジャズのリズムで演奏しても立派にジャズになるのです。

ドラマーがスネヤだけでソロを聴かせられる事を考えてみてください。

これはスティーブガッドがブラシで箱を
歌いながら叩いているものです。

特に2:34からのBye Bye Blackbirdを聞いてみてください。



別にドラムがなくてもジャズになっていますね。

色んなジャズを沢山聞くよりも
名演奏を1曲を深く聞いた方が勉強になるのです。

大体ベースとドラムはジャズの雰囲気を作るために
シンプルな四分音符を弾いていて、
それを聞いて踊りながら、
重ならないタイミングでメロディを歌っているのです。
同じタイミングで音を出してもドラムに負けるので聞こえません。

1曲の中には
全てのリズムの基礎と
ベースとドラムがどうやって演奏しているかが
全て入っていて、
同じ方法で演奏すれば何百曲でもできるのです。

私が自分で良かったなと思うには最初トランペットだったのですが、
バンドの他のメンバーに説明するために
ベース、ドラム、そしてピアノは
どういう風に弾くのかを勉強してはやって見せていた事です。
まあ足りないパートをやっていたわけです。

それからドラマーがいなかったのでドラマーになり、
ピアニストは一人でもできるのでピアニストになり、
会社の吹奏楽部の全国大会に参加して
パーカッションやヴァイブラフォン、
ミュージカルの作編曲と面白そうなことは全部やってみたことです。

「3日やるか10年やるか」という言葉がありますが、
何の楽器でも朝から晩まで3日間勉強するとおぼろげにわかります。
全然経験のない人には上手い人にも見えてしまうのです。

全く泳げない人から見ると3日練習して25メートル泳ぐ人を見ると凄いと思うようなものです。
でも極めるには10年以上かかるものです。

つまりベースとドラムを3日間必死で練習するとピアノとの関係も簡単にわかるものなのです。
急がば回れでピアノばかり練習するよりも
早く簡単にわかると思います。
天才は別ですけれど。

現にドラムのアートブレーキーはピアニストでしたし、
ドラムのジャックディジョネットはピアノでも録音があります。
チックコリアもキースジャレットもドラム上手いです。
ベースのチャーリーミンガスもピアノでも録音しています。

ピアノも打楽器ですしね、
ブラシとスティックを持って
名演奏と一緒に自分の腿を叩いて合わせると楽しいですよ。
ピアノを手で叩くのもありです。

ベースは左手でベースラインを練習して見ると良いです。
本物の楽器の方がもっとワクワクしますけれど。

次の動画の
ホセの3:10からのギターを打楽器にして
ドラムとの掛け合いも凄いですよ。

Jose Feliciano Felicidade Manha de Carnaval Samba de Orfeu Live 1970




まあ音楽は踊って騒いで笑って楽しむのが一番ですね。
元気になりますしね。

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