ジャズピアノでも他の楽器でも同じなのですが、
始めのうちはコード奏法で低い音域になっても、
覚えたコードの構成音をそのまま演奏して、
音が濁る事が多いようです。
私も始めのうちは考えずに弾いていました。
知っていれば簡単な原則があるだけなのです。
低い方を弾く時は2つの音をなるべく離して弾けば良いのです。
0.5秒以内なら良いし。
クラシックのピアノの楽譜を見ると名曲はそうなっています。
わざと汚い音が欲しい時もあります。
ジャズピアノも同じように弾けば良いのです。
山下洋輔トリオからエネルギーをもらってください。
肘打ち打楽器奏法がいっぱいで楽しいですよ。
綺麗な音というのはどういうことなのでしょうか。
倍音に含まれている音は良く響きます。
自分の耳で確かめてください。
楽器によってはもう少し低くも使えます。
(平均律で無い楽器など)
ピアノのCの最低音1Cの倍音で考えてみましょう。
第一倍音 1C(32HZ)
第二倍音 2C(32x2=64Hz)
第三倍音 2G(32x3=96Hz)
第四倍音 3C(32x4=128Hz)
第五倍音 3E(32x5=160Hz)
第六倍音 3G(32x6=192Hz)
4,5,6の倍音はCEGなのでコードのCですね。
モーツアルトの左手の有名な分散和音です。
これはギターの開放弦のコードの音域と同じです。
ギターもベースも移調楽器ですので記譜の音の一オクターブ下が実音です。高いEは4Eです。
ユニゾンやオクターブは何処の音域でも綺麗です。
3Eの音より高い音なら半音、
(例 Fmaj7:3E、3F、3A)
3Ebより上なら1音も使えます。
(例 Ebm9:3Eb、3F、3Gb)
綺麗な響きには、この音より上を使うルールを
ローインターバルリミット(Low Interval Limit)と呼びます。
それではオスカーピーターソンはどういう風に弾いているか
コードの音域に注意して研究しましょう。
Oscar Peterson - Body and Soul for Piano [Score-Video]
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