シックス等の4声のコード+ベースです。
クラシックは4声で考えますね。
合唱やオーケストラも特別な所以外は4種類の音なのです。
ジャズはそれにテンションノートを使うことが多いので一音追加して考えます。
分りやすい例ではジャズのビッグバンドのサックスは5人でしょう。
バリトンサックス、テナーサックス 2本 アルトサックス 2本 が標準です。
それぞれのハーモニーの時の主な担当の音は
バリトンサックス は ベース担当なのでルート(1)または自由。
テナーサックス は 3(b3)または b7(6、7)
アルトサックス は 8 または 5
(注)アルトの音がテナーより低いと交換する場合もある。
トランペットとトロンボーンは同じ音色が8本続いていて、
コードの音も同じように使います。
実はアルトサックスがジャズでは重要なテンションの音を演奏する役割をしています。
8 の音は 9、b9、#9 に変化し
5 の音は 13、b13、#5、11、#11 に状況に応じて変化してサウンドをリッチにしています。
つまりテンションの音の時は8と5を動かしているのです。
もし8とb9を同時に出すと綺麗でないですね。
ビッグバンドは色つきのカラフルな音楽で、
ピアノトリオは白黒写真のような音楽に私は聞こえます。
でも音の使い方は全く同じなのです。
つまりピアノが弾ければビッグバンドのアレンジも自由自在です。
各楽器の音域と特性の知識とパート譜用に移調ができれば良いのです。
ビッグバンド伴奏を研究してみてください。
伴奏のリズミックなものはアクセントはトランペットで、
柔らかいハーモニーの時にはサックスセクションが担当することが多いですね。
それでは日本が誇る
ジャズピアニストで作編曲家の
秋吉敏子のビッグバンドの演奏です。
「七つの子」をモチーフに使ったジャズの曲です。
長崎で55年前に高校生の時初めて生演奏のジャズを聴いた思い出の曲です。
彼女のトシコマリアーノカルテットの帰国ツアーでした。
その時はジャズは全く知りませんでしたが
最初のメロディが耳に残っています。
そのちょっと前にアートブレイキーが来ていて、
行けなくて残念と言っていたら、
近所の人が連れて行ってくれました。
ジャズとの出会いは新鮮でした。
こんな素晴らしいプレイヤーとは知りませんでした。
Toshiko Akiyoshi Jazz Orchestra - Long Yellow Road
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