オリンピックの100m競走に出れなくても
皆走れますよね、
しかもオリンピック優勝者でも貴方の倍も早くありません。
やりかたはほぼ同じです。
水泳でもなんでも同じようです。
泳げない人は3ヶ月練習したらよいわけです。
ジャズの演奏もそうだと思います。
天才プレイヤーでも貴方がジャズで走れるようになると
たぶん倍も早くないはずです。
ジャズで走れるようになるまでは
3ヶ月もあれば楽しめる所まで行くはずです。
もしまだ難しいと思っているなら
たぶん楽しみ方と勉強の仕方の方向が違っていると思います。
例えばバンドのベースを養成した時は
ジャズバンド始めて3週間も毎日一緒に練習すると
一緒に人前で演奏できるようになっていました。
まあギターを少し弾けた人が多いですが。
もっともソロはやれませんが。またあまり必要ありません。
なにしろリズムは殆ど
二分音符と四分音符で
歩くのと同じです。
音なんかよりも
右手の一本指でのビートだけが重要です。
音は大まかに言うと
4小節毎の中で3小節目の頭の音と
終わりの音が合っていればほぼ間違いない。
コードの知識はトライアドをしっかり知っていればよい。
もっと簡単に考えると
1と5の音だけで
メージャーコードもマイナーコードも全部出来ます。
他のコードは味付けなので無視しても良い位です。
ベースのパートのようにピアノも弾けば
立派な伴奏になります。
鍵盤を拳骨とひじ打ちでリズムを出せば
パーカッションにもなります。
3ヶ月くらい毎日リズムを口ずさんで踊れば良いと思います。
それとジャズの演奏の
始まり方、終わり方、ソロの渡し方
を知っているともう何の楽器でも演奏できる物です。
テクニックは重要ではありません。
なにしろあの天才チャーリーパーカーも
ジャムセッションに参加して下手だから
シンバルを投げつけられて泣いて帰ったそうです。
もっともそれから全部のキーで一人で練習した
と言うのが凄いところですよね。
後で全部のキーでまでやる必要なかったとと言ってました。
まあオルジナルキーと
歌用にC、F、Bb、Eb、Ab、G、Dが出来れば良いようですね。
管楽器がBb,Ebが多いので、フラットのキーが多い。
今はまずシンバルを投げる人はいないので大丈夫ですよ。
ジャズをやって1年位という上手いサックスの学生を聞いた事もあります。音楽学校ではないですよ。
楽器は上手く音の使い方はよく知っているのだけれど、
4年たってもジャズのリズムにならない人もいます。
つまり楽器は下手でもリズムがよければ音楽になるのです。
だってドラムには音程無いでしょう。
実はピアノもベースのように一本指でも片手で弾いてもバンドに参加できます。たぶん弾けないと思っているピアニストは難しく考えすぎていると思います。
特にバイエルぐらいは弾けると言う方に多いようです。
考え方の違いの一番はジャズのリズムです。
ジャズはマーチの歩くための音楽と同じで、
皆で一緒に踊る音楽だと思います。
もちろん演奏もダンスのようなものです。
一定のリズムで止まらずに演奏しないと皆、転んでしまいます。
クラシックを習ってきていて、
特にピアノの人は一人で弾くものだと思っていると難しいようです。
一人で音楽を聞かせるのは一番難しい事ですしね。
バンドで何人もで分担して演奏すると簡単に楽しめます。
なるだけ早く誰かと一緒にやることです。
弾けない所は休めばよいのです。
休符の演奏も大事です。
芥川也寸志によると音楽の基礎は静寂だそうです。
最初は楽譜があるビッグバンド、
ソロ無しの伴奏のコンボ、
ソロが出来るようになればしめたものです。
ジャズは自分で考えて演奏する物です。
受身ではできません。
自分で楽譜を自分用に書き換えることも大切です。
印刷してある楽譜は嘘が多いし考えないと
ほとんど使い物になりません。
最近は少しはあるようです。
次にジャズに正しい楽譜が存在する思っている人が多いですね。
人のアドリブの音を正確に採譜してそのとおり演奏するとかね。
採譜はあくまで分析の道具です。
もうその時点でジャズではないのです。
ジャズは相手の演奏に反応しなければいけないので楽譜どおりでは反応できませんよね。
(コール エンド レスポンスですね)
まあ自分で出来ると思えば出来る物です。
イメージが大事ですね。
皆で踊り狂ってジャズやりましょうね。
それでは踊り狂っている演奏です。
山下洋輔 New Trio+1 - Like Jazz
ジャズ目次
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