2020年7月8日水曜日

シンコペーションでリズムにエネルギーを

シンコペーションでリズムにエネルギーを

さてジャズの醍醐味はシンコペーションをいっぱい使った
エネルギーあふれる生演奏ですね。
これまで説明した2ビートのベースラインにはシンコペーションはまだありませんでした。
サムジョーンズはシンコペーションをあまり使わなくてもジャズになっていて、
美しいと思います。

4つめのビートの裏拍から次の小節に音を伸ばして使うものです。

いち い さん い/ か || ーーー い さん い 
です。

サムジョーンズは2分のあたりのアドリブに入る前の[C]の7小節目と
4分20秒からのマイルスのソロの[A]の4小節目に使っています。
この時のコードは次の小節のコードを弾きます。ここではAm7b5です。
Autumn Leaves - Bass Transcription sam jones
 (somethin' else cannonball adderley)

今度はレイブラウンの演奏を見てみましょう。
同様にシンプルな音を選んだツービートです。

シンコペーションは1分17秒の46小節目の
アドリブソロに入る前のソロブレイクのところにあります。
一番効き目があるところに上手く入れてエネルギーを与えているのですね。

Ray Brown: Bye Bye Blackbird (Bass Transcription)


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