いままで C とか F などのように
3つの音(トライアド、三声)しかないコードと
G7 や Dm7 などのように4つの音(四声)で
構成されたコードが出てきました。
伴奏する時に音が3つになったり4つになったりすると
バランスが悪いですね。
そこでクラシックでは5の音を省いて三声にしたり。
(例:G7 はGBDFなのでDを抜いて13b7にする。)
ルートを重複して四声にしたりしています。
ジャズの演奏の場合は
メージャのトライアド(Cなど)とマイナーの
トライアド(Fmなど)が出てくると
メージャースケールの6番目のシックスの音 を付け加えて演奏します。つまり C6、Fm6 となる。
C の場合は C6 と書いて(書いてなくても)
1356 の CEGA の構成音にします。
注)ジャズの元であるブルースの歌に6の音が使われているからだろうと言われています。(山下洋輔 風雲ジャズ帖 第4部ブルーノート研究)
シックスの音を強調した曲はクルトワイルのマックザナイフ、そしてジョージガーシュインのサマータイムが有名です。
マックザナイフはメロディのミソラーラーーと
Bb6の6の音のラが
重要な音です。
Scott Hamilton Quartet "Mack the Knife" - Jazz al Cubo - Bologna
サマータイムは出だしの
コードBm6の有名なイントロに
La-Ti-la-Tiと6と7の音を繰り返し使っています。
Ella Fitzgerald & Louis Armstrong - Summertime - with lyric
それでは重要な7種類のコードを理解して作れるようになりましょう。
C6、Cm6、C7、Cm7、Cdim7、Caug7、Cmaj7
1)シックスコード
1,3,5,6(do mi so la)
例 C6
2)マイナーシックスコード
1、b3,5,6(do me so la)
例 Cm6(シーマイナーシックス)
3)セブンスコード(ドミナントセブンス)
1,3,5、b7(do mi so te)
例 C7(シーセブン)
4)マイナーセブンスコード
1、b3,5、b7(do me so te)
例 Cm7(シーマイナーセブン)
5)ディミニィシュセブンスコード
1、b3、b5、bb7(=6)(do me se la)
例 Cdim7(シーディミニッシュセブン)
6)オーギュメントセブンスコード
1,3、#5、b7
例 Caug7(シーオーギュメントセブン)
7)メージャセブンスコード
1,3,5,7(do mi so ti)
例 Cmaj7(シーメージャーセブン)
Cメージャースケール(ハ長調音階)は
C(1、do) D(2、re) E(3、mi) F(4、fa)
G(5、so) A(6、la) B(7、ti) C(8、do)
コードの構成音がパッと頭に浮かぶことがジャズ演奏の第一歩です。
ジャズは自分で考える物です。
なるべくコードブックなどを見なくて考えるようにしてください。
自分で考えて書いてみてください。
一日あれば書けますよ。(書けると思うことが大事ですね)
それでは宿題です。
コメント欄にコードと構成音を書いていただければ添削します。
1) F6、Fm6、F7、Fm7、Fdim7、Faug7、Fmaj7
2) G6, Gm6、G7、Gm7、Gdim7、Gaug7、Gmaj7
3) Eb6、Ebm6、Eb7、Ebm7、Ebdim7、Ebaug7、Ebmaj7
4) ルートがGb
その他
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