2020年7月8日水曜日

スローは16分音符をスイングする

ジャズのスイングの楽譜は
通常8分音符2つを
始めの8分音符を3連音符2つと
後ろの8分音符を3連音符1つの長さに
演奏するように表記してあります。

でもこれはミデアムテンポ
つまり80から160位の事なのです。
それにクラシックのように正確な値でもありません。

スローテンポ60位のバラードですと
8分音符は譜面どうりの同じ長さで、
16分音符をスイングしています。

8分音符は生きているで説明したように
スイングは装飾音符のように
裏ビートの8分音符を演奏するのですが
テンポが遅いと16分音符がその役目になります。

つまり遅いと8分音符を4分音符と考えて
ダブルテンポで数えているわけです。

フレディハーバードの素晴らしいトランペットの
Mistyの演奏の採譜したもので確認してみて下さい。

彼は一番短い音符で数えているわけです。
もちろん1、2、3、4と数えているわけではなくて、
音符の塊として、
32分音符を タカ タカ タカ タカ とか
8分音符の6連音符を ダリルラリル などと
数えていると思います。

この演奏はテンポ62位のバラードです。

Freddie Hubbard - Misty [ Transcribed solo ]


楽譜はBbのトランペット用にFのキーで書いてあります。

ルバートのイントロソロから
37秒からインテンポのテーマに入ります。

6連音符の使い方を聞いて確認してみて下さい。
2分56秒からアドリブは倍テンポの感じなので
楽譜は2分の2拍子で書いてあります。
テーマに戻ってからはまた4分の4拍子で書いてあります。

何回も聞いて楽譜を確認すると
ますます楽しくなると思います。

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